タイピングが速く正確に!QWERTY配列を捨てて独自キーボード配列を作ってみた
基本的にキーボードは「QWERTY配列」というキー配列になっています。
英語圏生まれのQWERTY配列は、当然ながら日本語のローマ字入力に最適な配列ではありません。しかしながら完全にデファクトスタンダードとなっており、私たちもそれを何の疑問もなく受け入れています。
タイピングしていると、このキーがもっと近くにあったらなあ、などと考えることが多々あります。それならば!自分が打ちやすいキー配列に変えてしまおう!と考え、ローマ字入力に特化した「TAKASHI配列」を考案しました。
頻繁に打つ文字は何なのか
Weblog 61℃: 10万字サンプルにおける文字の出現頻度。
こちらの記事で、何の文字がどれくらいの頻度で使用されているか紹介されています。頻出文字ランキングは以下のようになっています。
頻出文字ランキング上位15位までで累計使用率は約50%。つまり日本語テキストの半分は上位15文字でできているということです。日本語文字の使用率は想像以上に偏りがあるんですね。
したがって、頻繁に打鍵するキーは押しやすい場所に配置したほうがいい。間違いない。
QWERTY配列の問題点
こちらのページでは文字頻度表を公開されてらっしゃいます。参考にさせていただき、キーの頻出度を色分けしてみました。するとQWERTY配列の問題点が浮かび上がってきます。
頻度一軍:A、I、U、E、O
頻度二軍:T、N、K、S
頻度三軍:R、M、D、Y
頻度四軍:H、W、G、B、Z
QWERTY配列の問題点
- ホームポジション付近に使用率の低いキーがある
- 特に凸部分に全然使わない「F」と「J」があるのは致命的損失
- 下段の頻出キー「N」と「M」が打ちにくい(爪先打ちか手ブレを強いられる)
- カタカナ語を打つ機会の割に「ー」がクソ遠い
TAKASHI配列の開発
そこで自分なりに使いやすいキー配列「TAKASHI配列」考案しました。
TAKASHI配列のねらい
- ローマ字入力に特化
- QWERTY配列からかけ離れすぎない変更具合
- Ctrl+X,C,V,Fのショートカットキーの押しやすさ維持
- 上二段だけに配置を集中して手ブレを少なく
- BackspaceとEnterを下段にも配置して手ブレを少なく
- CapsLockを削除して無変換に
- Yキーの接続「ゃ、ゅ、ょ」の入力しやすさ重視
TAKASHI配列の問題点
- 独自配列に慣れるとQWERTY配列が打てなくなるかも(会社等でQWERTY配列キーボードを使わなければならない場合キツそう)
- 練習が足りないのか、頻出キー「S」「K」「T」をよくミスる
- 英単語が打ちにくいのでプログラミングには不向き
- キーコンフィグのないゲームでWASD移動が使えない
TAKASHI配列でタイピング速度と正確性が向上
TAKASHI配列を自らの血肉にするべく、モニタ上部に配列メモを貼り付け、キーボードにシールを貼り、タイピング練習を繰り返しました。
練習に利用したタイピングソフトは定番のe-typingと寿司打。寿司打のタイピング音が気持ちよくて何度も繰り返しプレイしました。
キー配列の変更に使用したソフトはkeyswap。GUIで感覚的にキー配列を変更できる素晴らしいフリーソフトです。
QWERTY配列時代はキー同士が離れすぎていたことによる手ブレがミスタイピングを引き起こしていました。しかしTAKASHI配列を練習して、手の位置をほぼ変えないタイピングが可能になり、その結果タイプミスが減り、速度も向上しました。
みんなも独自キー配列を作って、良いタイピングライフを!